被災者も、真央も笑顔♪ 日経コラム

被災者も、真央も笑顔 慈善アイスショーで元気届けた 2011/8/5 7:00
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g

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チャリティーアイスショーで共演する浅田真央(左)と小塚崇彦(7月27日、青森県八戸市)=共同
 フィギュアスケートの浅田真央(中京大)、小塚崇彦(トヨタ自動車)がホスト役となり、東日本大震災の被災者約1400人を招待して7月27日に青森県八戸市の新井田インドアリンクで開かれたチャリティーショー「THE ICE」。最後は観衆のほとんどが立ち上がって拍手を送るなど大成功に終わった。

 ここ数年、日本で行われたアイスショーでは屈指といっていいほどの出来栄えで、被災者に大きな勇気と元気を届けた。

■いつものショーとは全く違った雰囲気

 「真央」といった選手名の書かれたバナーもなければ、お気に入りの選手の出身国の国旗を振る人もない。

 全員にプレゼントされた公式プログラムに、黄色地に黒で「POWER」と書かれたページがあり、これを振ってくれるように場内アナウンスをしても、反応は鈍い。アイドルコンサートのような、ファンの熱気がこもるいつものショーの雰囲気とは全く違っていた。

 観客席を埋めていたのは、宮城、岩手、青森県から招待された被災者約1400人。通常のショーより年齢層が高く、男性が多かった。浅田の名前は知っていても、実際には生でフィギュアを見たことがない人がほとんど。ざわついた雰囲気はなく、静かに開演を待っていた。

「The Ice」八戸チャリティー公演のパンフレット。このページを開いて振ってくれるようアナウンスしても…

e0199691_23392173.jpg■楽しんでもらってこそのショー
 ちゃんと乗ってくれるのだろうか? 楽しんでくれるのだろうか? 出演者が観客を乗せ、また観客が出演者を乗せるのがいいショーなのだが……。

 リンクサイドから観客席を見上げた私たちも心配になったくらいだから、出演者たちの不安も大きかっただったろう。

 楽しんでもらってこそのチャリティーショーだ。開演前に行われた宮城、岩手、青森3県のジュニアスケーターへのスケート指導のときから、出演者のテンションは高かった。


アイスダンス世界王者でバンクーバー五輪銀メダルのメリル・デービス、チャーリー・ホワイト組(米国)、同五輪ペアで銀メダルのチン・パン、ジャン・トン組(中国)、同五輪女子で銅メダルのジョアニー・ロシェット(カナダ)、プロスケーターとして人気が高いトリノ五輪銅メダルのジェフリー・バトル(カナダ)、そして村上佳菜子(中京大中京高)、羽生結弦(東北高)……。


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■ジュニアスケーターに最高の贈り物 熱心なファンでなければ分からないかもしれないが、「THE ICE」のキャストは世界的に見てもかなりいいメンバーがそろっていた。

 指導を受けたジュニアスケーターは約130人。8グループに分かれ、出演者からオリジナルの振り付けの教えを受けた。それを、今回のチャリティーショーの本番で披露するためだ。

 地元スケーターが出演できるショーもあるとはいえ、通常なら全日本ジュニア上位レベルでないと出演できない。招待された東北3県の子供たちにとって、トップスケーターとの共演は最高の贈り物になったはずだ。

 中学生のグループは、自分たちの先生役が「メリル&チャーリー」などと告げられると大騒ぎの一方で、外国人選手のことはよく分からないといった表情の小学生たちも。そんな中でバトルらは身ぶり手ぶりで指導に奮闘し、リンク練習終了後にも通路で復習させるほど熱心だった。

■「精霊流し」のような趣向

 今年で5年目の「THE ICE」。これまでジャズナンバーや、かわいらしいパリジェンヌなどいろいろな演技を披露してきた浅田は、「震災復興チャリティー」をうたった今季はシンプルできれいな演出。むしろ、それが浅田を引き立てた。

 オープニングは08~09年のショートプログラム(SP)で関係者の間で評価の高い「月の光」(ドビュッシー作曲)。浅田がスポットライトに浮かび上がり、リンクを滑ると、女性スケーターの持つランプに次々と灯りがともり「精霊流し」のような趣向だった。

恒例の浅田とバトルのデュエットは、3年前に好評だったディズニー映画「アラジン」の「A Whole New World」。ほかの出演者も「imagine」(ジョン・レノン)、「The impossible dream」(ミュージカル「ラ・マンチャの男」より)、「true colors」(シンディー・ローパー)を滑るなど、メッセージ性が高く、おなじみの曲が多かった。


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■祈りのポーズも演技に

 浅田のソロはこのために作った「Jupiter」。「被災者のために滑りなさいって、(振付師の)ローリー(・ニコル)先生に言われた。祈りのポーズや、津波の動きが入っている」と話していた。

 どのショーでも観客を楽しませようとするが、「なんのために?」となると明確な答えはない。今回は「絶対にパワーと元気を(被災者の方々に)届けようと思ってリンクに出た」(浅田)という一致した目的があったからか、出演者の気迫が違った。それが成功の一番の要因かもしれない。

■「やっぱりナマで見るのは違う」

 チャリティーの機会が多い北米でも、「これだけ大きな被害を受けた人たちの前で滑ったことはない。スケートは小さなインスピレーションをもたらすくらいしかできないけれど、出演者が謙虚な気持ちで滑れた」とバトルもいう。

 歓声や叫声はなく、クラシックコンサートのような拍手が響くだけ。それでも、徐々に出演者の熱気は伝わったようだ。

 「やっぱりナマで見るのは違う。すごくいい」と岩手県野田村からきた主婦の煤賀智恵子さん(65)と山形さち子さん(55)。2人とも津波で自宅が流され、それぞれ仮設住宅とアパートで避難生活を送っているという。

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同じ野田村の安藤盛一さん(67)は「楽しい。でも、テレビで見ている人が目の前にいるのでびっくりした」。招待された被災者には、こんな感覚の人も多かったのではないだろうか。


■「思いが届いたのは感じた」

 浅田と小塚がペアで「ルパン3世」を披露して観客を楽しませた後、最後に「THE ICE」の“名物”ともなっている出演者と観客が一体になって踊るプログラム。その中にあったタレントの楽しんごさんの有名なポーズは、さすがに子供たちぐらいしかしなかったが、それでも多くの人が立ち上がって音楽に合わせて両手を振っていた。

 「最後はたくさんの人が立ってくれて、みんな笑顔で良かった。思いが届いたのは感じた」と浅田。今回はリンクの関係で八戸でしかできなかったが、来年以降も、東北公演は続けていくそうだ。

(原真子)

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所々に、・・・( ̄  ̄;) うーんと言いたくなるような文章があるんですが・・・

いろんな年代の被災者の方が初めて見るであろうスケートのショーを
どんな観戦の仕方をしたっていいのでは?と思います。

そこより、スケーター達の思いが伝わったか?
答え・・・伝わってます

この一言に尽きるのではないでしょうか?
皆さん、そう思いますよd(^-^)ネ!







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by aloha0508 | 2011-08-06 00:03 | 真央ちゃん | Trackback | Comments(0)

フィギュアスケートが好きです。特に浅田真央選手を応援しています。


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